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2012.02.19 - TEDSセンサを使ってみませんか?

 新製品、センサ感度メモリ(SSM-1010)をリリースいたしました。
それに合わせて今回、このIEEE1451.4(TEDS)準拠センサについて取り上げたいと思います。
 IEEE1451.4-2004規格の正式な名称は、"IEEE Standard for A Smart Transducer Interface for Sensors and Actuators - Mixed-Mode Communication Protocols and Transducer Electronic Data Sheet(TEDS) Formats"になります。
IEEE1451.4-2004規格では、センサと計測器間の通信規格とセンサ情報を格納するフォーマット(TEDS:Transducer Electronic Data Sheet)について規定しています。このIEEE1451.4規格に準拠したセンサのことをスマートセンサやプラグアンドプレイセンサと呼んでいます。このプラグアンドプレイの言葉の通り、センサを接続するだけでセンサ感度の設定、センサ認識を自動で行います。
 このセンサを使うそのメリットは
(1)手作業でのセンサ設定が不要となり、誤測定の防止とセットアップ時間を短縮します。
(2)各センサの紙ベースでのデータシート管理が不要となり、煩雑な業務を無くします。
計測現場での作業の効率化と生産性の向上に寄与するセンサと言えます。

 このTEDS対応センサは、非対応の計測器にもそのまま接続できます。非対応の計測器では、そのまま通常のセンサとして使用できます。
既にお持ちのTEDS非対応センサに後付けすることで、TEDS対応センサへ簡単にアップグレードします。既存のセンサへの加工は一切不要です。センサ1個につき本器は1個必要となります。
マルチチャネル計測時に、このTEDS対応センサは非常に有効です。
 特にTEDS対応3軸加速度センサでは、X軸、Y軸、Z軸の各軸のセンサ電圧感度の設定が不要となり、間違うことがありません。
 TEDS対応3軸加速度センサの価格が高いのではないか、と思われるかもしれませんが当社ではTEDS"非"対応の3軸加速度センサとほぼ変わらない価格でご提供しております。

 またセンサ感度メモリ(SSM-1010)も、高価では手軽にお使いいただけませんし、マルチチャネルで複数個使う際に、導入しづらくなります。初回のデータ書込処理は無料で、手軽に使いやすい低価格を実現しております。
 お気軽にお問い合わせください。


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2012.02.08 - LabVIEWとNI DIAdem、TDMSフォーマットについて

いままで説明してきましたNI DIAdemとNI LabVIEWの関係、TDMSフォーマットの作り方について少し触れておきたいと思います。

 LabVIEWは計測・制御アプリケーションを開発するための開発環境です。
購入しライセンスを取得しても、それ自体ではなんの動作もしません。ユーザ自身によるプログラミングが必要になります。プログラミングが必要となりますが、GUI開発のしやすさと多くのハードウェアデバイスの制御が可能である点が大きな特長といえます。

 NI DIAdemは、ファイル管理・解析用にパッケージされたソフトウェアです。
購入後は単独のアプリケーションとして動作します。NI DIAdemに、LabVIEWのライセンスは必要ありません。すでに保存した他社計測器ファイルをお持ちでしたら、データプラグイン機能を用いて
直ちに解析業務を行なうことができます。(お持ちの計測器ファイルのフォーマットにデータプラグイン機能が対応しているかどうか事前に確認する必要があります)

 ではLabVIEWでNI DIAdemと同等の機能を持つソフトウェアが作れるかということですが、理論的には可能です。実際の開発に掛かる時間、費用を考えればNI DIAdemを購入したほうがコストが安いということになります。

 NI DIAdemまでの拡張性と高機能は必要ないということであれば、必要な解析と、定型のレポートを作成するアプリケーションをLabVIEWで作成することが可能です。当社でもこのような開発を請け負っております。(ただし、解析内容とレポート型式を考慮した設計が事前に必要です)

 またTDMSファイルフォーマットの作り方について触れておきたいと思います。
LabVIEWによるアプリケーション作成であれば、TDMストリーミング関数群を使用すれば問題なく、TDMSファイルが作成できます。
現在一番多いのは既にバイナリやcsvで保存しているファイルだと思います。
これをTDMSフォーマットに変換するには、次の方法があります。
(1)バイナリ、csvデータをTDMSフォーマットに変換するカスタムアプリケーションを作成する。
(2)NIの用意しているTDM C DLLとTDM Header Write DLLを使用してC言語のアプリケーションを作成して(あるいはプログラムに組み込んで)、バイナリデータにTDMSヘッダファイルを追記する方法です。TDMSヘッダが追加されたバイナリファイルは、TDMSファイルとして使用できます。

ただし、この方法はバイナリファイルにのみ可能です。

今回はLabVIEWとNI DIAdemとの関係、TDMSファイルの作り方について取り上げました。


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2012.02.03 - 貴重な計測データ、活用していますか?(まとめ)

 どうすれば柔軟な拡張性を保ちながら、計測データを共通・統一化して効率的に扱い、
コストパフォーマンスに優れた解析システムを構築できるのか?
という問題への回答がTDMSフォーマットとNI DIAdemにあることを当ブログで取り上げてきました。

技術面からの説明も含めて、複数回にわたり詳細に取り上げてきた理由は、

今日データに基づいた業務改善の重要性が増しているからです。
 傾向管理による品質改善、データ解析による設備診断、MTTR・MTBFの改善などより高品質化、

高効率化、高信頼性を実現するためには現場で集録したデータの活用が欠かせません。
現場データにこそ、その改善の手がかりがあると言えます。
 そのためにはただやみくもにデータを保存するのではなく、データ管理・検索・後の解析業務も配慮して、系統的かつシームレスにデータ集録し、蓄積したデータを解析して、管理する必要があります。

データフォーマットが計測器ごとに異なる、保存データが散在していて探しにくい、
ソフトウェアの操作がそれぞれ異なり習熟するのが大変、出力されるレポート形式が異なる、
では改善以前に多くの無駄が発生してしまいます。

 ユーザ様はこのようなことに悩まれるのではなく、どうすれば業務改善できるのか、
解析手法の検討やその手法の試行、業務フローの見直しに集中すべきです。

すでに取り組まれているユーザ様では、データフォーマットや業務フローを共通・統一化してより効率良く効果的に、これから取り組まれるユーザ様は、極力設備投資を抑えながらデータ集録・管理・解析を行う業務を導入する必要があります。
TDMSフォーマットとNI DIAdemの導入がその解決の糸口になります。
 当社では、このTDMSファイルフォーマットとNI DIAdemの導入・教育・業務支援をしております。

疑問点、不明点、ご相談などどんなことでも構いませんので、

お気軽に当社までお問い合わせください。


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2012.01.27 - 貴重な計測データ、活用していますか?(DIAdem編)

前回は、NI DIAdemの導入をお薦めしました。
今回はどうしてこのNI DIAdemなのか?をご説明したいと思います。
具体的に下記の2点を挙げたいと思います。

 まず第1にコストパフォーマンスがよいということです。
これだけの機能を有したソフトウェアアプリケーションの独自開発は時間と費用の面から非現実的です。NI DIAdemはTDMSファイルフォーマットに特化して開発され続けてきており、機能も毎年アップデートされています。(最新版では、動画データの同期やGPSによる緯度経度情報、Googleマップとの同期もとれるようになっています)
アプリケーションとしての安定性と実績からもNI DIAdemは優れているといえます。

 第2に、数多くの優れた機能を有している点が挙げられます。
具体的に機能のいくつかを取り上げてみます。
(1)データ検索機能
Google検索のようにキーワードで保存したデータ検索を行うことができます。前々回に説明しました記述情報(メタデータ)を使用してデータを検索することが可能です。
(2)データ表示機能
ファイルをクリックするだけでデータをプレビューする可視化機能が強化されています。データ解析の前に原データを確認したり、解析パラメータを変更しながら結果データを確認することができます。特にデータを重ね合わせての比較検証は視覚的に差異を捉えることができ効果的です。
(3)データ解析機能
原データに対して、微積分、移動平均、、ピークサーチ、FFT、IFFT、自己相関、相互相関、ディジタルフィルタなどの様々な演算を行うことが可能です。当社計測器・計測システムでは加工なしの原データを保存しています。データ収録後、後解析で様々な演算を行い検証することが可能となっています。
 優れた機能全てをここでご説明するわけにはいきませんが、他にもレポート作成機能VBAマクロ機能などがあります。
 計4回で貴重な計測データを活用するためには、TDMSファイルフォーマットが最適であり、最大限活用していく為にNI DIAdemの導入をお薦めしてきました。
 次回は、これまでのまとめにしたいと思います。
今までかなり技術的視点からの説明が多く、分かりづらい点も多いことと思います。
(書いている人間の文章力の問題と大いに言えますが)
疑問点、不明点などどんなことでも構いませんので、お気軽に当社までお問い合わせください。


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2012.01.16 - 貴重な計測データ、活用していますか?(ソフトウェア編)

1回目は、

(1)良否判定結果の保存、
(2)傾向管理による品質改善、
(3)データ解析による設備診断
などデータを活用しての業務改善にTDMSファイルフォーマットが最適であることを、
2回目は、このTDMSファイルフォーマットは、自由度の高さと拡張性に優れておりユーザはデータ構造を気にすることなく、保存するデータのみに集中することができることを取り上げました。
今回はこのTDMSファイルフォーマットをどうすれば使えるのか、取り上げたいと思います。
TDMSファイルフォーマットを活用するためには、下記のどちらかのアプリケーションの導入が必要です。
(1)ナショナルインスツルメンツ(NI)社のNI DIAdemソフトウェアの導入
(2)業務に必要な機能のみに絞りLabVIEWによるカスタムアプリケーションの作成
データ検索機能、データ表示機能、豊富な統計処理・信号処理解析機能、レポート作成機能、VBAマクロ対応による作業の自動化などの優れたパフォーマンスを有し、TDMSファイルフォーマットの持つメリットを最大限に活用するためにも(1)のNI DIAdemソフトウェアの導入を積極的に薦めています。また(1)と同等機能を有するカスタムアプリケーションの作成はコスト面から困難であり、コストパフォーマンスの点からもDIAdemを初期段階から導入することを薦めています。
弊社の計測器・計測システムでは、データ保存の段階からTDMSフォーマットを使用していますが、今まで蓄積してきた、また今使用している計測器の保存データはどうすればいいのでしょうか?
下記の2通りの対応が可能です。
(1)他の計測器メーカのファイルフォーマットでデータ保存を行なっている場合
NI DIAdemには、他の計測器メーカーのファイルフォーマットを読み込むデータプラグイン機能が標準で備わっています。
(2)独自フォーマットでデータ保存を行なっている場合。
独自のフォーマットのcsv形式、バイナリ形式、text形式などでデータ保存を行っている場合です。この場合はフォーマット調査の上、カスタムで独自フォーマット形式に合わせたデータプラグインを作成するか、独自フォーマットをTDMS形式に変換するアプリケーションを作成することで対応することができます。
いずれの場合もこのデータプラグイン機能により、他社(あるいは独自)のファイルフォーマットでも
NI DIAdemの有する優れた機能を使用することができます。
今回は、TDMSファイルフォーマットを活用するためにはNI DIAdemの導入を薦めました。
次回はこのNI DIAdemの優れた機能について取り上げたいと思います。

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