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2012.01.04 - 貴重な計測データ、活用していますか?(TDMS構造編)

 前回は現場で保存された貴重な計測データの保存・解析・管理を効率的に行うために

TDMS(TDMS:Technical Data Management Streaming)ファイルフォーマットを推奨しました。
今回は、このTDMSファイルの仕組みについて取り上げます。
TDMSファイルの大きな特徴は下記の2点です。
(1)3つの階層に構造化された形式。
(2)構造に組み込まれている記述情報(メタデータ)。
(1)の3つの階層とは、上位からファイル、グループ、チャネルになります。
1つのファイルは複数のグループを格納し、また各グループは複数のチャネルを格納します。ここで、グループ数・チャネル数や格納データに制限はありません。この構造により、ユーザは自由にデータ構造を決定することができます。
具体的には、ある単一の計測ファイル内の1つのグループを原波形データを、もう1つのグループに周波数解析(FFT)データを保存することができます。
あるいはマルチセンサ集録であれば、時間同期して1つのグループを加速度センサデータに、もう1つのグループに歪ゲージデータを同時保存することができます。
(この時間同期したマルチセンサ集録の詳細については別途取り上げます)
また計測された数値データそのものはバイナリ形式でデータ領域に格納され、高速ストリーミングに対応しています。
(2)の記述情報(メタデータ)とは、(1)で述べた3つの階層(ファイル/各グループ/各チャネル)にそれぞれ記述情報(メタデータ)を付与できます。ここで記述情報(メタデータ)とは格納される計測データのプロパティを意味します。この記述数や記述内容についても制限がありません。
具体的には、事業所名称、工場建屋名、計測対象物、計測機器名称、計測器シリアル番号、センサ番号、操作員名などがあります。こちらも自由に決めることができます。
この付与された記述情報(メタデータ)を利用してデータ検索を行います。
このようにTDMSファイルフォーマットは、ユーザのニーズや業務フローに合わせることができる高い自由度と拡張性が特長です。今後の保存データや記述情報の拡張もこのTDMSファイル構造に従い拡張すればよいわけです。
ユーザはデータ構造を気にすることなく、保存するデータのみに集中することができます。
次回はこのTDMSファイルを使用する方法について取り上げたいと思います。

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2011.12.27 - 貴重な計測データ、活用していますか?(データ保存編)

今回から数回にわたり計測データをどう保存し、どう活用していくのかこのブログで取り上げたいと思います。

計測したデータを保存する目的は各々ありますが、主として
(1)良否判定結果の保存、
(2)傾向管理による品質改善、
(3)データ解析による設備診断
などではないでしょうか。
また業務も「現場でのデータ集録・保存」→「データ解析」→「レポート作成」の流れになっていることと思います。
いずれにしても保存した計測データには次の品質改善の手がかりが含まれており、社の財産といえるものです。
この一連の業務は、効率よくスムーズに進められているでしょうか?
この貴重な財産が眠ってしまってはいないでしょうか?
もしスムーズではない、貴重な財産が眠っているとすれば下記の理由が考えられます。
(1)保存ファイルフォーマットがそれぞれ異なり、データを可視化したり、グラフ化するソフトウェアがそれぞれ異なる。担当者への負担が大きい。
(2)保存した計測ファイルが見つけにくい。レポート作成以前に時間がかかってしまう。
保存ファイルフォーマットは、csv形式やバイナリ形式、メーカ各社の独自フォーマットなどが混在しています。従って、ファイル毎に可視化するソフトウェアを起動したり、レポート作成にそれぞれ専用のソフトウェアを使用する必要があります。
加えて各端末にソフトウェアをインストールし、各ソフトウェアの操作に習熟する必要もあり、担当者の負担が重くなります。また複数の端末に様々なファイルフォーマットのデータが散在している状況もマイナス要因となります。
これでは特定のデータを見つけ出し、そのデータを解析し、必要な改善業務に活用するという作業を効率化することは困難です。
そこで、いままで蓄積した貴重な計測データとの互換性を保ちながら、高い拡張性を有したファイルフォーマットに統一する必要があります。
その答えはナショナルインスツルメンツ(NI)社が開発した
テクニカルデータ管理(TDM:Technical Data Management)ソリューションにあります。
このソリューション概念に基づいて構築されているのがTDMSファイルフォーマット
(TDMS:Technical Data Management Streaming)です。
このファイルフォーマットを使用することで、前述の問題を解決でき、データ解析、レポート作成という業務効率を大幅に改善することができます。
次回からこのTDMSファイルフォーマットについて説明していきます。

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2011.12.09 - 非該当証明書発行について

弊社現行の加速度・振動計MODEL-201の非該当証明書の発行についてのお問い合わせを最近多く頂いております。

当該機種は輸出貿易管理令、外国為替令の規制対象品ではありません。

輸出用に別表の該非判定表と非該当証明書を無料で発行しております。

発行については、別途ご用命ください。


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2011.11.01 - ホームページがスタートしました

本日からカナガワ電子技研のホームページがスタートしました。

詳細なデータシートのアップロードや、新製品情報など引き続き内容を更新して参りますので宜しくお願いいたします。

製品や振動計、LabVIEWに関することなどなんでもお気軽にお問合せください。

こちらのブログでは、営業や開発担当者が新製品情報や開発情報などを中心に、

カタログやホープページだけではお伝えできない様々な技術情報やマイコン、LabVIEWに関する情報をタイムリーに掲載していきたいと思います。

宜しくお願いいたします。


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