貴重な計測データ、活用していますか?(データ保存編)

今回から数回にわたり計測データをどう保存し、どう活用していくのかこのブログで取り上げたいと思います。

計測したデータを保存する目的は各々ありますが、主として
(1)良否判定結果の保存、
(2)傾向管理による品質改善、
(3)データ解析による設備診断
などではないでしょうか。
また業務も「現場でのデータ集録・保存」→「データ解析」→「レポート作成」の流れになっていることと思います。
いずれにしても保存した計測データには次の品質改善の手がかりが含まれており、社の財産といえるものです。
この一連の業務は、効率よくスムーズに進められているでしょうか?
この貴重な財産が眠ってしまってはいないでしょうか?
もしスムーズではない、貴重な財産が眠っているとすれば下記の理由が考えられます。
(1)保存ファイルフォーマットがそれぞれ異なり、データを可視化したり、グラフ化するソフトウェアがそれぞれ異なる。担当者への負担が大きい。
(2)保存した計測ファイルが見つけにくい。レポート作成以前に時間がかかってしまう。
保存ファイルフォーマットは、csv形式やバイナリ形式、メーカ各社の独自フォーマットなどが混在しています。従って、ファイル毎に可視化するソフトウェアを起動したり、レポート作成にそれぞれ専用のソフトウェアを使用する必要があります。
加えて各端末にソフトウェアをインストールし、各ソフトウェアの操作に習熟する必要もあり、担当者の負担が重くなります。また複数の端末に様々なファイルフォーマットのデータが散在している状況もマイナス要因となります。
これでは特定のデータを見つけ出し、そのデータを解析し、必要な改善業務に活用するという作業を効率化することは困難です。
そこで、いままで蓄積した貴重な計測データとの互換性を保ちながら、高い拡張性を有したファイルフォーマットに統一する必要があります。
その答えはナショナルインスツルメンツ(NI)社が開発した
テクニカルデータ管理(TDM:Technical Data Management)ソリューションにあります。
このソリューション概念に基づいて構築されているのがTDMSファイルフォーマット
(TDMS:Technical Data Management Streaming)です。
このファイルフォーマットを使用することで、前述の問題を解決でき、データ解析、レポート作成という業務効率を大幅に改善することができます。
次回からこのTDMSファイルフォーマットについて説明していきます。
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